Cataphora

これまでのこと、これからのこと

計画をデザインするための「掟」シリーズ:その1

 


僕は「計画」が目標を達成するための手段の一つであり近道であると考えていますが、

近道を辿るには、それまでの布石の「質」が何よりも重要となってきます。

若いうちに成長するためには、結論はドンドン失敗をして、そこから学ぶこととなってきますが、闇雲に進んでも何もなし得ないことでしょう。

これが「無計画」の恐ろしさです。

今回は計画における、その布石の「質」の話であり、布石を完成させるには、囲碁や将棋のようにそれまで他の面で手間をかけなければいけないよ、ということを自分なりに丁寧に書きました。

即ち、計画の「実行内容=コツ」ではなく、計画を立てるよりも「前段階」にフォーカスしており、これに着目することは、これからの日々にやるべきことが「より明確なもの」となるために寄与しています。

これは、言い換えれば「備えのための『憂い』をなくす」ことが、将来、計画に沿って実行した際、限りある時間を無駄にしないことへと繋がるでしょう。

こうした自分の経験から知った「共通点」は、近道を通って知ったものではなく回り道を通って得たものです。

そうなると「急がば回れ」的なメカニズムを把握することは、より合理的な選択をすることとなり、これが「計画をデザインする」面で役に立つのではないかという考えに至りました。

実は、自分への備忘録として記事を書きましたが、もし読んでくださった方がいましたら、是非この「急がば回れ」を忘れないでください。


あなたが僕に割いてくれた時間、無駄にしません!

※1記事で掟を1つ紹介しており、その内容は予告なく改定・追加・削除する可能性があります。

 

掟その1「 遠慮なく大きな目標を立て、自分の位置を把握せよ!」

1.1 自分がどうなりたいか」を設定する

これは大きな目標=簡潔な目標として捉え、期間も設けます
計画を立てるなら、手帳を新調する冬(11月〜2月)頃がベストです。)
資格、旅行、貯金、ダイエット、恋愛、なんでもいいです。
なるべく半年〜1年未満で完成する目標にします。
その順序としては「カテゴリ→内容→期間」を、本当に大雑把に決めます。

また、その内容は「遠慮なく」決めるのがポイントです。

自惚れてできもしない目標を立てるのではないかと恐れなくても、それを修正するのもセットで計画を決めていくので、修正後に「とんでもなく的外れ」でなければ、最終的に東大合格でも世界一周でもそのような目標を定めて良いです。


1.2 自分の位置を把握するため「相対する二面性」について確認する

遂行する上で自分にプラスな点とマイナスの点があるはずなので、それぞれの項目をいくつか挙げてみましょう。ここでは、1.1で定めた目標が「実現不可能か」や「とんでもなく的外れか」を慎重に定めるための材料を集めていきます。

材料となるのは、過去から現在に至るまでの知覚や経験やパーソナリティなど、「全て」です。メリットとデメリット、現状の自分の強みと弱みなど、相対的な二点について自己分析してみましょう。パーソナリティの部分は「自分ならこう考えるだろう」という予測も含めて見てもいいでしょう。

また、過去に似たような目標を立てたことがあるならば、その結果が成功or失敗のどちらへ傾いたのかも記していきましょう。これもヒントになります。

 

 1.3 マイナスを補填(ほてん)する

1.2ではプラスとマイナスについて挙げるように書きましたが、この二つの中で計画を実行する際に弊害となってくるのは、間違いなく「マイナス」面ですよね。

このマイナス面を引きづったり、放置していると、実行方法の場面でどんなに完璧な理論を企てたとしても、必ず躓いて失敗に終わります理論武装では意味がないのです。なぜなら目標は「大きく」設定されており、現状の自分が簡単に達成できる内容ではないからです。
ここでは、そのマイナス面について「どのような対策が行えるか」を実現可能な範囲で書きましょう。

「補填(ほてん)」とは「足りないところを補う」という意味なので、もしマイナス面が補填が難しい内容のものが多くあった場合、それが期間内の改善が不可能ならば計画の規模を下げる必要がでてきます。

こうして、慎重に判断して最終的な「目標」を設定し、それに沿った計画を作っていきましょう。

ちなみに、 対策を書いたとしても全てそれが実行できるかどうか、まで不安に思う必要はありません。
対策があるだけ、備えとして今後、臨機応変に活かせる事が出来ます。

 

掟その1 まとめ


自分の例 :カテゴリ「ダイエット」
     :内容「体重を20kgぐらい落とす(とにかく痩せたい、でもいい)」
     :期間「一年ぐらい」

プラス: ・(目標設定時から割と近い過去に)5kgを減らすことができた
     ・これから先、やろうと思えば一定の時間が取れる
     ・過去に運動部だった
     ・大学も運動系のサークルに入っている(入っていた)
     ・走るのが好き(好きになった)・無理のない減らし方を知っている
     ・我慢強い性格だ(諦めない)  など

マイナス:・シンプルに人よりも太りやすい体質 
     ・胃腸が強くなく病気になりがち(学校をよく病欠していた)
     ・代謝がとても悪い。
     ・先のやるべき予定がある。(勉強等で時間を空けにくい)
     ・飽き性な一面 ・自分の過去のやり方は「天候」に左右される。  
     ・一人暮らしの時に、食べすぎる癖がついてしまった。
     ・癖が抜けていない
     ・痩せたい理由を他の事柄に委ねているため、それがなくなるとこの計画が頓挫する恐れがある。 
     ・故にそういう理由ではじめて大丈夫なのか など

 

どのように補填するか:

代謝を上げるには筋肉を増やす 一日のカロリー摂取量の上限を決める 食事内容(特に飲み物の内容)乳酸菌飲料やヨーグルトの摂取をほぼ毎日にする(腸内環境を整える)勉強と運動はどちらも1日で同じだけやる でも、毎日運動しない(決まった曜日)休むのも仕事と自覚する
雨の日はストレッチをする、食事量も意図的に気をつける
摂取カロリー(食事内容)の記録 朝と夜の体重を毎日計測する
運動はランニングのみ 太陽の出てる時間帯はなるべく走らない
習慣化するまでは下手に新しいことを取り入れたりしない

など

  

 

蛇足ですが今から2年半ほど前に、実際に半年間ほどダイエットしていました。

この時体重を20kg落としたのですが、計画を立てる時点で上のようなポイントを捉えていたので、効果があると思います。

そのダイエットの終盤の頃に書いた記事がこちら

 

では次回をお楽しみに!